秋田.仲小路振興会様キャラクタ ナッキー 秋田.仲小路振興会様キャラクタ ナッキー物語

ある山の森の中で、ひとつの雪だるまのぼうやが生まれました。
雪だるまは、誰もいない森の中でひとりぼっちでした。
ある日、ぼんやり空をながめていると、白鳥が群れになって飛んでいまし
た。たくさんの仲間と飛んでいる姿は、とても楽しそうで、
”ぼくもみんなと一緒に飛んで、友達をつくりたいなあ“
ぼうやは、うらやましくて、ちょっぴり悲しくなりました。

ある日、雪だるまのぼうやは、なんだか背中がくすぐったいような、不思議
な感覚に目をさましました。すると、なんと背中に大きな白い翼が生えてい
るではありませんか。雪だるまのぼうやは、ワクワクしました。
”どこへ飛んでいこうかなあ“
”お友達に会えるといいなあ“

ぼうやは、一生懸命飛ぶ練習をはじめました。何度も何度も失敗したけれ
ど、あきらめませんでした。
”ぼく、お友達にぜったい会いに行く!“
そして、ついに空を飛んだのです。

空を飛んで行くとにぎやかな街が見えてきました。雪だるまのぼうやは、
誰かとお話がしたくて、したくて、そのにぎやかな街にいそいで降り立ちま
した。そこは、”ふれあい通り仲小路“というオシャレな街でした。
翼の生えたかわいい雪だるまのぼうやに、仲小路の人々は、最初はおど
ろきましたが、すぐに仲良しになりました。仲小路の人々は、かわいい
雪だるまのぼうやに”ナッキー“という名前をつけてくれました。
”ナッキー“は、あっという間にみんなの人気者になりました。

”ナッキー“は、仲小路商店街の人にニンジンの鼻をつけてもらったり、
赤いお洋服をもらったりしました。”ナッキー“は、そのお礼に、子ども達を
背中にのせて、空を飛んだり、お店のお手伝いをしたりしました。
”ナッキー“の評判はあっという間に街にひろがり、お店にもたくさんの
人々がやってきました。”ナッキー“は、とっても幸せでした。
でも、だんだん暖かくなってゆくと”ナッキー“は少しずつ、少しずつ
小さくなっていきました。そして、ある日”ナッキー“はいなくなってしまったのです。

仲小路の人々は一生懸命”ナッキー“を探しました。でも、”ナッキー“は
どこにもいなかったのです。するとある人がこんなことに気がつきました。
「こんな木あったっけ?」
見るとなんと、明徳館高校の前に、今までなかったケヤキの木が立っているではありませんか。
人々は思いました。”ナッキー“はケヤキの木になったんだ。そして、この
街に来る人を一年中見ていてくれるんだ。
でも、毎年、クリスマスの頃になると、”ナッキー“は雪だるまになって、
姿をあらわすそうです。
”この木をみんなで大切にして、大きく育てよう“と話し合いました。
きっと、今年ももうすぐ・・・。(おしまい)

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